ソーシャルビジネスモデルエンジニア協会を設立します
- プロ アマ
- 2025年12月6日
- 読了時間: 4分

社会課題の現場に立ち続けてきた私たちが、次に必要だと感じたこと。
アマプロはこれまで、歯科医院支援を5年間してきました。そして現在 オーラルヘルスイノベーションという、“社会と医療とビジネスの境界線”に立つプロジェクトを進めています。
そのなかで強く実感してきたことがあります。
「社会課題は、誰か一人・一つの組織では解けない」という現実です。
行政、企業、医療、福祉、大学、市民——それぞれが重要な役割を担っているにも関わらず、領域を横断した協働はまだまだ難しく、理念と実装の間には大きな “溝” が存在しています。
良い理念があっても、仕組みにならない。良い計画があっても、現場で回らない。良い実践があっても、持続可能にならない。
アマプロが日々向き合っている課題は、すべてこの「分断」に起因しています。
その分断をつなぎ、持続可能な“仕組み”に変える人材が、圧倒的に足りない。
社会課題の多くは、「理念」と「経営」と「社会構造」と「実装」の4つの要素が同時に存在しています。
しかし、それらを 一つの職能として扱える人材 はほとんどいません。
理念だけでは社会は動きません。経営だけでは社会性が欠けます。行動だけでは持続しません。計画だけでは現場がついてきません。
必要なのは、
理念を構造化し、社会の仕組みとして設計し、現場で実装し、改善しながら持続させる人。
アマプロはこの役割を「ソーシャルビジネスモデルエンジニア(SBME)」と名付けました。
そして、この専門職を社会に定着させるために、新たに協会を立ち上げます。
ソーシャルビジネスモデルエンジニア協会(SBME協会)を設立します。
協会の目的は以下です。
1.SBMEという新しい職能をつくる
理念 × 経営 × 社会構造 × 実装力 を統合する専門職として社会に認知される存在へ。
2.SBMEを育成する教育プログラムをつくる
理念エンジニアリング、社会構造分析、モデル設計、多主体協働など体系的に学べる環境を整備します。
3.行政・企業・大学・医療との実証プロジェクトを進める
OHIをはじめ、全国で社会実装プロジェクトを推進します。
4.SBMEコミュニティを全国に広げる
志を同じくする実務者がつながり、互いに学び挑戦できるネットワークを形成します。
この協会は、アマプロの“事業拡大”のためではありません。
社会をよりよくつくるための、新しい公共の器です。
アマプロがやってきた活動は、すべて「社会の仕組みをつくる」ための実験でした。
訪問歯科モデルも、企業健診も、歯科医院支援も、行政・大学連携も、すべては「新しい社会モデル」をつくるための経験値です。
そして今、その経験を一社の中に閉じ込めておくべきではないと感じています。
もっと多くの人が、もっと多くの地域で、社会を“つくる側”として動けるようにしたい。
そのための器が、SBME協会です。
SBMEは“未来のあたりまえの専門職”になる。
10年後、行政・企業・医療・大学を横断して動ける実装者があらゆる現場で求められるようになります。
20年後、SBMEは「社会課題解決のための基幹人材」として教育制度に組み込まれているはずです。
これは大げさな未来予測ではなく、今すでに現場で起きている“兆し”です。
アマプロは、社会をつくる実装者のコミュニティをつくります。
SBME協会の活動は、
教育(SBME育成プログラム)
実証(行政・大学・企業との連携)
ネットワーク形成(コミュニティ運営)
研究(社会モデルの体系化)
広報(白書・書籍・発信)
へと広がっていきます。
アマプロはこの協会とともに、「社会のつくり方」を体系化し、実装者を増やす取り組みを本格的に進めます。
最後に: “つくる側”の仲間へ。
世の中には、社会課題について語る人は多く、批評する人も多い。
けれど、社会を“つくる人”は圧倒的に少ない。
SBME協会は、つくる側の仲間が出会い、学び、挑戦できる場所です。
理念だけでも、経営だけでも、テクノロジーだけでもなく、それらを統合し、実装に落とし込むことで、社会は確実に変えることができます。
これからの時代のキーパーソンは、思想家でも技術者でもなく、思想をもち、構造をつくり、実装する人。
その役割を、私たちはSBMEと呼びます。
協会の詳細や参加方法は、準備が整い次第お知らせします。
ともに、日本の未来のモデルをつくりましょう。